今回は、ヘアケアについて書いていきます。
髪についての情報は沢山出回っていますが、その中には意外に本当でない事も含まれています。誤解されやすい髪のことについて、解説していきます。
シリコンは髪につまる、ノンシリコンは髪にいい
抜け毛や髪の細さに悩んでいる人、頭皮から健康になりたい人は、信じている人も多いのではないでしょうか?シリコンが髪に良くないという説が一世を風靡する風靡して久しいです。薬局でも、ノンシリコンシャンプーは目立つようにPOPが書かれてセールスされるなど、シリコン=悪、ノンシリコン=髪に良いというイメージがあります。
しかし、実は最近の研究で、「シリコンの分子は細かいので髪に詰まらない」という結果が出てきてうます。そのため、毛穴を詰まらせたくない、という理由であれば、ノンシリコンに拘る必要は必ずしもないといえます。
ただし、シリコン入りのヘアケア商品にはちょっとした落とし穴があります。このシリコンが髪に吸着することで、コーティングの役割をしてくれていますが、これを使いすぎることで、シリコンが堆積し、髪がごわつく「ビルドアップ現象」が起きてしまうことがあるそうです。ノンシリコンシャンプーを使うメリットは、毛穴に詰まることよりむしろ、このごわつきを防ぐためと考えたほうがよいでしょう。もちろん、環境への配慮を考える人も、ノンシリコンを使いましょう。
ドライヤーは髪が痛むので自然乾燥が良い
ドライヤーは熱で髪が痛んでしまうので、タオルで水気を拭き取ったらそのまま、自然に乾かしているという人はいませんか?もしくは、寝ているうちに乾くだろうと、なんとなく乾かして、完全に乾き切る前に寝てしまうなど。
ドライヤーを当てている時間は短いので、髪を痛めていないように感じるかもしれませんが、実はこれはNGです。
髪の毛は、完全にドライヤーでしっかり乾かしたほうがいいのです。
とはいえ、熱で髪を長時間乾かすのが心配な人も多いでしょう。
その場合、髪が簡単に乾く裏技を試してみましょう。
それは、タオルを被りながらドライヤーをするということ。タオルで水分を取りながら、それをドライヤーで乾かしていくので、とても早く乾くのです。直接温風が当たらないので、意外に思うかもしれませんが、実際にやってみると効果を実感できるはずです。
ブラッシングは根本からとかしたほうがいい
ブラッシングは根本から毛先に向かってとくのが当たりまえと思っていませんか?
実は、簡単にできる方法ですが、髪のブラッシングにはちょっとしたコツがあるんです!
それは「毛先をはじめにとく」ということ。
実は、いきなり根本からブラッシングをしてしまうと、毛先に毛の絡まりが集まってしまうことになり、毛先で絡まりが複雑になってしまいます。それを解こうとすると、切れ毛などの原因になってしまいます。また、引っ張ることで、頭皮に不安もかかってしまいます。
まず毛先の絡まりを完全にとってから、髪の真ん中→毛先をとき、最後に髪全体を解くと、少しずつ髪の絡まりをほどくことができるので、優しくケアをすることができますよ。
まとめ
髪は皮膚のように生まれ変わるものではなく、一度生えた部分は、ダメージを防ぎながら、守りながら伸ばしていくことになります。
だからこそ、新しい髪が生まれる頭皮のケアと、すでに伸びた部分の髪のダメージケアが、美しい髪を手にいれるのには必須です!