自毛植毛とは、後頭部や側頭部の髪が薄くなりにくい部分を皮膚組織ごと採取、生え際、頭頂部など薄毛部分に植える治療のことを言います。
移植した部分は、AGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくい性質を引き継ぐので、移植後に再び薄毛になってしまうという確率が少ないという理由から、現在は需要が高まっています。
また他のAGA治療のように、薬によるホルモンなどの影響は受けないので、薄毛が気になるという女性でもできるところが魅力的なポイントです。
後頭部や側頭部は薄毛になりにくいことが証明されています。
そのため、植毛を施した部位の髪が再び薄くなっていくということはありません。
半永久的に生え変わることが可能
なAGA治療法です。
既に薄毛が進行していたり、髪がない部分にも移植できる為、他の治療では手が施しづらくなった方でも受けられる治療です。
移植した髪が定着すれば繰り返し自分の髪が生えてくるため、自然なフサフサ感を得ることもできます。
自毛植毛がどんなAGA治療かわかってもらいましたが、実際にどのような点が優秀なのか、逆にリスクがあったりしないか不安ですよね?
ここからは、その説明をしていきますので自分に合うのか確認してみてください。
気になる部分はぜひチェックしてください。
自毛植毛のメリット
① 自分の髪を使うので拒絶反応がおきにくい
髪を移植する方法として自毛を使わない、人工毛植毛があります。
しかし、人工物であるため身体が異物と判断して拒絶反応を起こし、炎症や感染症などが起こる可能性が高くなってしまいます。
自毛植毛ならば、自分の髪の毛を使うため拒絶反応が起こる可能性がかなり低いです。つまり、術後の痛み・かゆみなどの皮膚トラブルが起こりにくいため、見た目に気を遣う女性の方でも、治療を受けやすいという利点があります。
② 植毛後は半永久的に生え続ける
自毛植毛の一番のメリットは植毛後もずっと生え続けるという点です。
薬剤使用の治療の場合、飲み続けなくては効果が低下、もしくは治療前に戻ってしまいます。
しかし、自毛植毛ではAGAの影響が出にくい部分を移植するため、移植後も一生涯正常な成長サイクルを繰り返します。
ですから、髪の毛全体がAGAになりにくい性質になり、半永久的に生え続けるというわけです。
③ パーマやカラーなどのアレンジも可能
植毛後に定着した髪であれば、本来の地毛と同じであるため、今までと同じようにヘアアレンジしてもOKです。
しかし、移植直後~1ヶ月は髪の毛が細く短いので、パーマ時などは注意が必要な場合もあります。
④ ストレスやホルモンバランスの崩れによる女性の薄毛にも効果的
女性の薄毛には様々な原因がありますが、その解決には、患者の体質に合わせて長期間の投薬などが必要な場合もあります。
しかし自毛植毛ならば、自分の髪を移植するので、拒絶反応も起きにくくホルモンバランスにも作用しません。
一回施術を行うだけで済むため、長期間の体調に合わせた回復を待つよりも効果的と言えますよ。
自毛植毛のデメリット
① 効果が出るまで1年程度かかる
側頭部などのAGAになりにくい部分を移植する自毛植毛ですが、移植したばかりは毛が生えていない状態です。
元々の長さにもよりますが、生え揃うまでは10ヶ月~1年程度かかるため、即効性を求める方にはあまり向いていません。
② 医師によって品質に差が出やすい
自毛植毛は外科手術によるAGA治療ですので、移植毛の生着率や効果は施術を行うドクターの力量に左右されます。
また、繊細な作業を要するので、特に技術の差が顕著に表れます。
しっかりとした効果を得るためには、信頼できる確かな腕の医師選びがとても重要です。
いかがでしたか?
何事にもメリット・デメリットがありますが、健康面を気にするのであれば自毛植毛はオススメができると思います。